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| 診療の概要 | 診療実績《H23年3月〜H24年2月度実績》 | 医師紹介 |
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呼吸器外科は、呼吸器内科の先生方との連携を図りながら、診療をおこなっています。
診療内容としましては、肺癌、気胸、膿胸、縦隔腫瘍などが主なものであります。これら外科治療に対し、積極的に胸腔鏡下手術を取り入れております。
従来肺がんに対して第一選択される治療法は手術であり、現在もそれに変わりはないですが十分な成績が得られているとは言い難いのが現状です。より多くの患者様方が、延命と生活の質の向上を享受できるようになるために、根治性と低侵襲性のバランスを考えて最良の方法を選択することが非常に重要であると考えられます。(根治性とは「がんをできるだけ確実に取る」ということであり、低侵襲性とは「できるだけ体の機能を温存する」ということを意味します)。
現在、「肺がんに対する標準手術」とは「肺葉(あるいはそれ以上)切除+肺門部と同側縦隔リンパ節郭清」ということになります。人間の肺は右3つ(上・中・下葉)、左2つ(上・下葉)の合計5つの袋からなっています。そのうちの最低1袋を切除しますから、標準手術後は肺の袋の数は一つ減って5分の4になります。手術前に比べて呼吸の機能は約20%減少し、それが一生続くことになります(普通の呼吸機能を持つ方でしたら、標準手術を行ったところで日常生活に困るということはまずありません)。手術を低侵襲化する方法には以下の3つがあります。1)切除する肺の量を小さくする方法(縮小手術)、2)リンパ節の郭清範囲を狭める方法、3)胸腔鏡下手術です。
1)縮小手術
縮小手術にも2種類あり、最も小さく切除できるのが肺部分切除です。また部分切除より切除範囲はやや大きくなりますが、解剖学的特徴に従って肺を区域単位で切除する方法が区域切除であり、肺癌のリンパ節転移経路を考えると技術的にも少し難しい方法ではありますが根治性は上がるのではないかとの考え方が出てきています。
2)リンパ節郭清範囲の縮小
リンパ節の郭清範囲は「肺癌取扱い規約」によって規定されていますが、近年不要と思われる部位のリンパ節はあえて郭清せず侵襲を少なくしようという考えられています。
3)胸腔鏡補助下手術:Video-assisted Thoracic Surgery (VATS)
以前は肺がんの手術といえば、胸を横切るように、約20cmから30cm切って、広背筋、前鋸筋、肋間筋等の呼吸に必要な筋肉を切離し、肋骨を1~2本切断して手術を行っていました。ここ数年来胸腔鏡というカメラを胸腔内に挿入し、その画像をモニターで見ながら手術を行うVATSと呼ばれる手術が施行可能になってきました。VATSには大きく分けて、ハイブリッド胸腔鏡下手術(Hybrid VATS)と完全胸腔鏡下手術(Complete VATS)という二つの方法があります。その二つの大きな違いは、Hybrid VATSは胸腔鏡で映し出されたモニター画面を見たり、6cmの創から直接覗き込んで見たりしながら手術を行うのに対して、Complete VATSは、すべて胸腔鏡で映し出されたモニター画面を見て手術を行うという違いがあります。そのため創は最大のもので3cm程度ですみ、呼吸筋の切離も最小限ですみ、術後の疼痛や機能回復もさらに良好になると思われます。
| 手術件数 | 92件 |
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| 肺悪性疾患 | 54例(原発性 50例、転移性 4例) 術式:全摘(2例)、葉切(43例)、区域切除(5例)、部分切除(6例)、開胸(1例)、cVATS(48例)、hVATS(3例)、cVATS→hVATS(2例) |
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| 肺良性疾患 | 32例(間質性胃炎 7例、気胸 15例、膿胸 5例、他 5例) |
| 縦隔腫瘍 | 3例(胸腺腫 3例) |
| 縦隔鏡 | 3例 |
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