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病院長挨拶

病院長就任のご挨拶 令和4年4月1日

病院長 玄馬 顕一(げんば けんいち)
病院長
玄馬 顕一(げんば けんいち)

2015年8月から中国中央病院で呼吸器内科診療に携わっていた玄馬顕一です。2022年4月に谷本光音前病院長の後任として病院長に就任致しました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

中国中央病院は、教職員に結核が蔓延していた1961年7月に結核感染者の療養所として福山市西深津の地に誕生致しました。その後、結核感染者の減少に伴い診療分野を広げ、広島県東部地域の基幹病院へと発展してきました。2004年には現在の福山市御幸町に移転し、CT・MRI・核医学検査装置・放射線治療装置等の医療機器に加え、外来化学療法室・無菌病棟・人工透析室等を整備した総合病院として、病院理念として掲げている「患者さん中心の人にやさしい良質の医療」を提供しております。

当院は地域医療支援病院として、福山・府中二次医療圏の主として北部地域の急性期医療を担当し、地域の診療所の先生からのご依頼は勿論のこと、救急患者・重症患者さんを積極的にお引き受けしています。救急車の受け入れ件数は過去6年間着実に増加しており、地域の救急医療において一定の貢献が出来ているものと考えています。今後も救急医療をさらに充実させるとともに、地域にお住いの皆様と医療機関のご要望に十分にお応えできる専門的な医療・看護の提供に職員全員が努力していきたいと考えています。

また、当院は肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・子宮がんという所謂5大がんの診療は勿論のこと白血病・悪性リンパ腫等の造血器腫瘍に対する広島県東部地域では唯一の専門施設であり、造血幹細胞移植などの最先端の血液診療を行っております。また、5大がんの診療においても、新規抗がん剤の開発治験、全国規模の臨床研究などに積極的に取り組み、がん医療全体の向上に貢献しています。

病気による症状が出現すれば医療機関を受診するのは当然ですが、高齢化が進むわが国において病気を未然に防ぐ予防医療が重要となっています。当院では健康管理センターを設置し、予防医療にも積極的に取り組んでいます。地域の皆さんのご希望に応じて2日ドック、1日ドック、脳ドック、胸部低線量CT等を行い、健診終了後には保健師が中心となって生活習慣病予防のための特定保健指導を実施しています。 さらに、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などに加えて、糖尿病性腎症などの腎臓疾患、内分泌疾患、COPDなどの呼吸器疾患、消化器疾患、循環器疾患などの専門医も多数配置して、あらゆる疾患に対応できる医療体制を整えております。産科・婦人科、小児科の診療体制も充実していますので、生育医療や小児救急医療における地域の中核病院としての役割を担っています。また、セカンドオピニオン外来も積極的に推進しており、他の医療機関で診療を受けておられる患者さんは、当院の全ての診療科において専門医の意見を聞くことが出来るよう体制を整えています。

最後になりますが、当院では医療人の育成も重要な使命と考えており、特に研修医や専門医の研修に力を注いでいます。当院は30以上の学会において研修施設としての認定を受け、多数の指導医・専門医を配置しており、教育担当者は救急医療を含む様々な分野において熱心に指導を行い、明日の医療を担う優秀な医療人を育成し世の中に送り出しております。

以上が当院の診療体制ですが、当院は基本方針として「人にやさしい医療環境の提供、最良の医療と最高の疾患予防、人間性豊かな若手医療人の育成」を掲げております。今後もこの基本方針を守り、病院理念である「患者さん中心の人にやさしい良質の医療」を提供してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

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