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病院長のご挨拶 平成30年1月

2018年 年頭のご挨拶

病院長 上岡 博(うえおか ひろし)
病院長
上岡 博(うえおか ひろし)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。平成30年の年頭に当たり新年のご挨拶を申し上げます。

天皇陛下のご退位が決まり、平成31年5月には年号が変わるそうですが、中国中央病院にとって平成30年度は大きな変革の年になりそうです。すなわち、4月には診療報酬と介護報酬の同時改訂が決まっていますが、医療機関にはかなり厳しい改訂がなされると想定されています。また、地域医療構想の内容が次第に明らかになり、当院の医療体制も再考を求められる可能性がありますので、急性期病院としての当院の運営はこれまで以上に難しくなると予想されます。そういった厳しい状況ではありますが、当院は福山・府中二次医療圏における基幹病院ですので、これまで通り当医療圏の北部地域の医療を中心となって支えていくのが中国中央病院に課せられた任務であると考えております。そのためには、当院が得意とする血液疾患、呼吸器疾患、糖尿病・腎疾患、周産期医療などにとどまらず、救急医療を含むあらゆる分野で地域のお役に立てる病院にならなくてはならないと思っています。昨年は耳鼻咽喉科、脳神経外科の常勤医に加えて、総合診療や救急医療の専門医でもある感染症内科部長を採用し、これまで以上に多彩な疾患に対応できるようになりました。その結果、昨年は約1,200件の救急車を受け入れることが出来ましたし、近隣の医療機関のご要望にもある程度お応えできるようになったと考えておりますが、本年はこの流れをさらに進めていかなければなりません。また、当院が真に福山市北部地域の基幹病院として認めていただくために地域医療支援病院への指定を目指しており、本年はこれまで以上に救急車の受け入れをはじめ、近隣の医療機関からの紹介を積極的にお引き受けするとともに、医療機関への逆紹介を推進していきたいと考えています。

さて、当院にとって今年一番の課題は、先に述べました地域医療構想への対応だと思います。福山・府中二次医療圏だけではありませんが、これまでの検討では、現在は全国的に急性期病床がかなり過剰で、その分回復期病床が不足しており、将来に向けての病床再編が急務と考えられています。当院は現在全病棟を急性期病床として7対1看護体制を維持しておりますが、当医療圏北部地域の急性期医療を中心となって支えていく病院として、引き続き現在の体制を堅持していかなければならないと考えております。しかしながら、次期診療報酬の改訂では、急性期病床の基準である医療・看護必要度がこれまで以上に厳しくなると予想されていますので、今後はこれまで以上に重症の患者さんを積極的にお引き受けしたいと考えております。この地域医療構想への対応に関しては、既に事務部を中心に対策の検討を始めておりますので、関係される部署の方には協力をお願いします。

次に当院として取り組まなければならない重要課題は基幹病院としての診療機能を維持するための医療スタッフ、特に医師の確保だと思います。今年の春には高精度の放射線治療を可能にするために最新鋭のリニアックの運用を開始しますし、マンモグラフィーも最新の機器に更新予定です。また、グローバルな新薬の開発治験などへの参加件数も年々増加しておりますので、当院は標準的な治療は勿論のこと、現時点では臨床研究でのみ行われているような最先端の診療にも対応可能になっております。現在は各科の専門医が協力してこのような最先端の医療に取り組んでおりますが、当院のさらなる発展には、がん医療などに意欲のある若い医師の参加が必須だと考えております。幸い昨年は耳鼻咽喉科、脳神経外科、感染症内科に常勤医を迎えることが出来ましたし、来年度は3名の初期研修を含め若い医師の参加が期待されますが、今後はこの流れをさらに加速させなければなりません。玄馬研修管理委員長を中心に研修医の確保に努めていただくのが最も重要ですが、早急に専門医の補充が必要な診療科がありますので、医師確保に向けて全力で取り組みたいと考えております。広島県東部地域の医療に興味をお持ちのお医者さん、私達と一緒に頑張ってみませんか。

最後に、当院のモットーは「患者さんにも職員にも優しい病院」です。色々な職種のスタッフが仲良くチームを組んで患者さんに心のこもった医療・看護を提供し、患者さんとご家族の皆様に「中国中央病院に来て良かった!」と感じていただきけるように、本年も全職員が一丸となって頑張りますので、これまでと変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。

平成30年 元旦