Clinical Training 研修内容

メッセージ

指導医からのメッセージ

副院長 婦人科部長 山本 昌彦
副院長 婦人科部長
山本 昌彦

医師、研修医、助産師の研修にも力を入れています。

当院では、初期研修2年時に産婦人科研修を1カ月行っています。現在、年間分娩数約500件前後、手術件数400件前後と多数の症例を診療しています。初期研修でも、直接患者の診療、分娩(助産師とともに分娩介助)、手術(第一助手、難易度の高いものは第二助手)を積極的に行い、たった一ヶ月ですが終了時には、他科に進む研修医でも今後の一般診療、救急の場面でも役に立つ研修を行っていると自負しています。また、後期研修は岡山大学と連携して行い、産婦人科専門医としての研修を行っています。2016年10月には産科救急の研修ALSO(Advanced Life Support of Obstetrics)を広島県で初開催し、医師、研修医、助産師の研修にも力を入れています。また、当院は中規模病院ならではのメリットとして、他科との連携もしやすく、気軽に様々な科のDrの意見を聞くことができます。是非当院での研修にお越しください。

副院長 糖尿病・腎臓病内科部長 平田 教至
副院長 糖尿病・腎臓病内科部長
平田 教至

これから研修をされる若い先生へ。

みなさんは研修を終えた時点でどのような医師になっているかのビジョンを持っていますか。この手技が出来るようになった、これだけの症例を診た、というのも大事ではありますが、より重要なことは、どれだけ自ら決断をしてきたかであろうと考えます。病院はチーム医療であり、指導医と一緒に患者さんを担当する訳ですが、上に言われるままの検査や治療をしているだけでは独り立ちはできません。自分で考え悩みながら治療をした経験こそがもっとも必要になります。当院で研修を終えた先生には、私たち指導医と対等な同僚として一緒に働きたいと思われるような医師になっていただきたいと思っています。

消化器内科部長
藤原 延清

「消化器内科医は手を動かせてナンボ」がモットーです

消化器内科は伝統的に肝炎等を扱う肝胆膵領域と、胃や腸の内視鏡を中心とする消化管領域とで専門が分かれる傾向がありますが、当院ではこうした区分にとらわれず、消化器全領域にわたって幅広い診療を行っています。日常臨床では消化器疾患に遭遇する機会はきわめて多いため、「外来や当直で消化器の患者が来ても困らないようになる」ことを研修の最終目標としています。消化器内科の特徴として、内科の中でも例外的と言って良いほど手を動かしての検査や処置が多い点が挙げられます。特に検査件数の多い内視鏡を始め、肝生検やイレウス管挿入など各種検査・処置について各人の習熟度を見ながら順次経験してもらっています。またイレウスや吐下血、胆石症といった一般的な疾患の初期対応の知識を学んでいただく一方、悪性腫瘍の治療全般や重症患者の管理の方法なども幅広く経験していただいています。消化器内科研修での知識と経験はこれからも一生使えるものです。働き者の内視鏡スタッフも含めて非常に気分良く働ける環境で、皆さんが実りある研修を受けられることを願っています。

副院長 外科責任者 鷲尾 一浩
副院長 外科責任者
鷲尾 一浩

落ち着いた環境で研修に取り組めるのが特徴です。

当院での研修の特徴は、周辺環境もあり落ち着いた環境で研修に取り組めることだと思います。 初期研修の2年間では、全科で通用する技術・問題への取組方法を身に着けることが可能です。後期研修では、当院の特性に併せて研修する専門科を選択することで、より先進的で専門的な知識・技術を身に着けられると思います。 外科研修においては手術手技の習得にプライオリティーを置いており、手術の上手い外科医が育つ環境を用意することが重要と考えています。私の専門の呼吸器外科領域では、当院で初期及び後期研修をしてくれた医師が卒後8年目で呼吸器外科専門医を取得もしております。
みなさんの成長する姿を見られるのを楽しみにしております。

整形外科部長
角南 勝利

一緒に学べることを楽しみにしています。

当院は中規模ながら様々な疾患に対応できる体制が整っています。本人のやる気次第ですが、充実した研修を行えるものと確信しています。整形外科研修では実技優先で、腰椎穿刺、縫合などを習得してもらっています。診療では骨粗鬆症、リウマチなど他科との関連のある疾患について知識を深めるお手伝いをしています。我々指導医は研修医の皆さんから様々な刺激を受けることができ、一緒に学べることを楽しみにしています。

小児科部長 藤本 清一
小児科部長
藤本 清一

子どもの健康への貢献を一緒に。

当院小児科では、外来は開業医と同様の一般診療を行っており、入院は開業医と高次機能病院の間を繋ぐ中間的な役割を担っています。小児科の患者対象年齢は0~15歳(疾患によっては成人までフォロー)までで、市中病院の小児科の疾患背景は感染症や皮膚疾患等が中心ですが、新生児医療から呼吸器、循環器、消化器、泌尿器、神経系、アレルギー疾患等々、あらゆる分野の知識も必要とされ総合力が求められます。当科では外来一般診療だけでなく、健診や予防接種、入院診療等幅広く研修することができます。また当院の分娩件数は年間500~600件もあり、当院で出生したすべての新生児の管理も行っていますので、新生児医療も研修できます。患児の訴えは元より家族との対話も大切にしながら患者firstの医療を心がけていますので、当科で研修することで一緒に子どもの健康の向上に貢献していきましょう。

研修プログラム責任者 放射線診断科部長 安藤 由智
研修プログラム責任者
放射線診断科部長
安藤 由智

2020年、新しい制度に向けてー

2020年4月、新たな研修制度がスタートしました。新制度では一般外来を含む必修科目の増加、経験すべき症候の明確化など、研修の質の向上が図られるとともに、卒前・卒後の養成課程の整合化がすすめられています。そうしたある程度枠が組まれた研修制度の中でも、皆さんが将来の専門に向けてより自由に研修できるようなプログラム作成を心がけています。医師としての大切な第一歩を、より自由に、逸脱することなく歩みだせるよう、サポートしていきます。