血液内科とは貧血・出血傾向・リンパ腺の癌を担当
内科の病気の中で血液や骨髄、リンパ腺に起こる病気、特にいろいろな貧血、出血傾向、血液やリンパ腺のがん(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫)などを担当する診療科です。
内科の中では消化器・呼吸器・循環器の病気や糖尿病などと違って、頻度の少ない病気を担当しますので、国内でも常勤の専門医がいる施設は700余しかありません。しかしながら取り扱う病気はとても重いものが多く、特殊な知識、対応が要求されますので、専門医の治療を受ける必要があります。
症状がなくとも、健診や人間ドックで赤血球、白血球、血小板といった血液中に流れている細胞成分が異常に多かったり、少なかったりした場合には血液内科で原因を調べることになります。症状としては、貧血(息切れ、体のだるさ、頭痛、ふらつきなど)、発熱(かぜといわれてお薬を飲んでいてもなかなかよくならないときなど)、出血傾向(あざができやすい、歯ぐきから血が出て止まりにくいなど)、リンパ節腫脹(くびやわきの下、足の付け根の所にしこりが触れるなど)が代表的です。かかりつけ医でご自分の症状をお話しし、血液検査を受けてみてください。
結果から血液内科の病気が疑われる場合には、紹介状を書いてもらえるはずですので、それを持参して受診ください。もしあれば、ご自分の健康診断や人間ドックのときの検査成績もかならずご持参ください。
当科の特色最新の知見とチーム連携
血液内科領域では、分子標的薬、抗体医薬品などを取り入れた新しい治療法が、急速に発展しており、当科でもそれらに対応するため、経験豊富な専門医が協力し、最新の知見を取り入れる取り組みを行っています。一方では、先進的な治療を実践するだけでなく、患者さまやご家族が納得できる治療を、ご相談させていただきながら進めることも重要と考えています。入院生活を心地よく過ごしていただくために、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどがチームを組んで連携を密にすることで、一人ひとりの患者さまに合わせた医療サービスが提供できるように努めています。
診療実績【令和4年度】
外来紹介患者数 | 総計757名 |
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入院患者数 | 644名 |
急性骨髄性白血病 | 81名 |
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急性リンパ性白血病 | 17名 |
ホジキンリンパ腫 | 17名 |
非ホジキンリンパ腫 | 371名 |
多発性骨髄腫(類縁疾患含む) | 74名 |
骨髄異形成症候群 | 49名 |
慢性白血病,骨髄増殖性疾患 | 12名 |
良性疾患(再生不良性貧血・特発性血小板減少性紫斑病等) | 23名 |
同種末梢血幹細胞移植 | 4件 |
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自家末梢血幹細胞移植 | 8件 |
医師紹介専門・資格
出身大学 | 岡山大学 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会(総合内科専門医・指導医)、日本血液学会(専門医・指導医・評議員)、日本造血・免疫細胞療法学会(認定医)・日本感染症学会(認定ICD)、日本医師会認定産業医、日本輸血・細胞治療学会、日本骨髄腫学会、日本リンパ網内系学会、American Society of Hematology、岡山大学医学部医学科臨床教授 |
現在の科を選んだ理由 | 学問として興味があったため。 |
医師からのひとこと | 個々の患者さんに合わせた治療をしたいと思います。何か質問・要望があればお伝えください。 |
出身大学 | 高知医科大学 医学部 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会、日本血液学会、日本造血・免疫細胞療法学会、日本輸血・細胞治療学会 |
現在の科を選んだ理由 | 全身管理が必要な専門科であるから。 |
座右の銘 | 一期一会 |
医師からのひとこと | 主に血液内科診療を行っています。個々の患者様にあった医療を心がけています。 |
専門 | 血液内科、がん薬物療法、輸血細胞治療、血栓止血、抗菌薬適正使用、感染症 |
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所属学会及び資格 | 日本内科学会(認定内科医・総合内科専門医・指導医)、日本血液学会(血液専門医・指導医)、日本臨床腫瘍学会(がん薬物療法専門医・指導医・専門医制度諮問監査部門委員)、日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)、日本輸血・細胞治療学会(認定医・細胞治療認定管理師・I&A視察員)、日本血栓止血学会(認定医)、日本化学療法学会 (抗菌化学療法指導医・抗菌薬臨床試験指導医・認定インフェクションコントロ-ルドクター)、日本臨床微生物学会(認定医)、日本造血・免疫細胞療法学会(ATL・ドナーソース・細胞治療・遺伝性疾患 WGメンバー)、日本HTLV-1学会(JSPFAD担当責任医師・HTLV-1に関する普及啓発事業運営委員会 委員) |
現在の科を選んだ理由 | 血液内科は、外科のようにメスを握ることはないものの、メスよりも鋭い科学的知識を武器として最重症の疾患群である血液がんと戦う『戦闘的学術系』の診療科であると感じたからです。 |
座右の銘 | 「人生の目的は、 すべてをやりとげることではなく、 その一歩ずつの過程を愉しみながら、 愛情のある暮らしを送ることにある」 R・カールソン |
医師からのひとこと | 老い、病み、逝く当事者として、生病老死という人生の四季に寄り添える医師でありたいと思っています。 |
出身大学 | 岡山大学 医学部 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会(認定医・専門医)、日本血液学会(専門医) |
現在の科を選んだ理由 | 化学療法に興味があり、上司に恵まれたため。 |
座右の銘 | 諸行無常 |
医師からのひとこと | がんばります。 |
出身大学 | 関西医科大学 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会(認定医・専門医・指導医)、日本血液学会(専門医) |
現在の科を選んだ理由 | 診断から治療までを一括して行えるから。 |
座右の銘 | 初心忘るべからず |
医師からのひとこと | よろしくお願いいたします。 |
出身大学 | 岡山大学 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会(専門医)、日本血液学会(専門医) |
出身大学 | 岡山大学 |
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専門 | 血液内科 |
所属学会及び資格 | 日本内科学会(認定医)、日本血液学会(専門医) |
現在の科を選んだ理由 | 患者さんと長く深く関わることができるから。 |
医師からのひとこと | 不安なことがあればいつでもお申し付けください。 |