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保険薬局の方へ

地域連携について

地域と連携した

多職種協働

シームレスな医療

保険薬局の薬剤師やその他地域の医療スタッフと協働して、
患者さんが地域で安全・安心して生活できるように支援しています。

院外処方せんについて

当院では、医薬品の適正使用と有効性・安全性を高めるための医薬分業を推進しております。
受診時には必ず「お薬手帳」を持参するように患者さんにご指導の程、よろしくお願いします。

◆院外処方箋に関する合意書について

当院は、事前に取り決めた項目について院外処方箋の調剤時に疑義照会を不要とする合意書を福山市薬剤師会と締結し、2017年8月から運用を開始しております。

これは平成22年4月30日付 厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえ、プロトコルに基づく薬物治療管理の一環として、調剤上の典型的な変更に伴う疑義照会を減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実および処方医師の負担軽減を図ることを目的としています。

≫ 中国中央病院 院外処方箋に関する合意書(2020年3月25日改訂)

院外処方箋に関する合意書についてのQ&A (2020.8.3)

  • Q1:福山市薬剤師会に入会していないのですが、合意書の項目について疑義照会不要で対応できますか?
    A1:本プロトコルを適正に運用するために双方で責任ある合意書を交わしています。
    福山市薬剤師会会員でないと対象ではありません。従来通りの疑義照会をお願します。
  • Q2:同一成分の剤形、銘柄変更、規格変更について患者希望ではなく、薬局に在庫がない場合の変更は
    可能ですか?
    A2:初回対応は可能ですが、次回からの備蓄をご検討ください。
  • Q3:処方日数調整について、「1日おきに服用」等と処方された薬剤が、連日投与の他の処方薬と同一の
    日数で処方されている場合の処方日数の適正化について日数を増やす場合も合意書で対応できますか?
    A3:日数を増やす場合は疑義照会で対応してください。

お願い

  • 処方変更・調剤後の連絡は、その旨を備考欄に記して頂くようにお願いしていますが、変更内容の上に調剤印がかぶって変更点が判別しにくいものがあります。カルテに変更内容を記載する場合もありますので、ご協力 の程、よろしくお願いします。
  • 処方箋が複数枚ある場合は、変更点のある処方箋だけではなく処方箋すべてをFAXしてください。
  • 病院から、問合わせをさせて頂く場合があります。処方箋(調剤録)には必ず薬局名・薬剤師名を記載してからFAXしてください。

◆疑義照会について

平日

必ずFAXにて、 照会票と院外処方せんを薬剤部まで送付ください。
福山市薬剤師会:FAX 084-970-2146

≫ 様式1(疑義照会票)

上記以外及び緊急時

連絡先:084-970-2121

◆院外処方せんへの検査値記載について

当院では地域保険薬局との連携の一環として、過去3ヶ月以内に測定された直近の検査値を院外処方せんに記載しています。保険薬局において患者さんの検査値を参照されることで、適正で安全な薬物療法推進につながるものと考えます。保険薬局各位のご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

当院で使用している検査値の単位及び基準値は日本臨床検査標準協議会の基準に合わせています。公開している検査値の基準値一覧表を掲載しておりますので、ご参照下さい。

≫ 処方せんの見本

≫ 公開検査値の基準値について

がん化学療法の代表的なレジメン名の公開について

当院では患者さんに質の高い外来がん治療を提供できるよう取り組んでいます。外来化学療法室で、がん治療をされている患者さんについては、治療中のがん化学療法レジメン名を院外処方箋に記載しています。
患者指導で、治療中のがん化学療法レジメン内容を考慮した上での処方確認および副作用モニタリング などにお役立てください。

≫1.頭頚部がん

≫2.肺がん

≫3.乳がん

≫4.大腸がん

≫5.胃がん

≫6.胆・肝・膵がん

≫7.婦人科がん

≫8.血液がん

≫9.膠原病・その他

当院では連携充実加算を算定しています。
外来化学療法を行われている患者さんにコース毎に治療スケジュール、抗悪性腫瘍薬の投与量、副作用の発現状況などを記載した文書をお渡ししています。来局時に提示するようお伝えしていますのでご確認ください。
がん化学療法レジメンに関する内容や患者さんの状況に関するご相談および情報提供に関してはトレースレポートに記入し、お送りいただきますようお願いいたします。

≫ トレーシングレポートVer.3

≫ トレーシングレポートVer.3

分子標的抗がん剤治療に随伴する皮膚障害の予防・治療フローチャート

肺癌や大腸がん治療で使用される分子標的抗がん剤では皮膚障害が高率で随伴します。患者の中には、皮膚症状をコントロールし、分子標的薬をいかに長く続けるか、が生命線となっている人もおり、医師、看護師、病院の薬剤師と保険薬局の薬剤師との連携が必須です。 そこで施設を超えた協力体制の構築を目的として、当院の化学療法委員会、皮膚科、薬剤部が協同して「皮膚障害の治療・予防フローチャート」を作成いたしました。 是非、患者さんの副作用モニタリングのツールの1つとしてご利用ください。

≫ 分子標的抗がん剤治療に随伴する皮膚障害の予防・治療フローチャート

残薬について

平成28年度の診療報酬改定で処方箋の下の方に2択のチェックボックスが追加されるようになりました。当院は、可能な限り保険薬局の先生方に残薬チェックをお願いしたいと考えております。

保険薬局で、残薬があると回答した患者さんには、次回受診日に残数をもってくるようにご指導ください。

残薬を持参された患者さんが当日の日数調整を希望された場合は、当院と福山市薬剤師会で作成する「合意書」もしくは「疑義照会」にて残薬調整いただきますようお願いします。

次回に日数調整を希望された場合は、「トレーシングレポート」でご報告ください。ご協力の程よろしくお願い致します。

≫ トレーシングレポートVer.3

≫ トレーシングレポートVer.3

連絡書関連

◆入院前施設間情報連絡書について

当院では入院が決定した患者様において院内の薬剤部で現在継続中の薬剤を確認しています。その中で入院前に休薬が必要となった患者様の情報について、その理解度に応じ、かかりつけ薬局のみなさまへも情報提供させていただくよう上記連絡書の運用を開始しました。
対象患者様の入院が決まった際に病院薬剤部が入院前施設間情報連絡書を作成し患者様の同意を得て、かかりつけ薬局へFAXを送信いたします。
連絡書下欄には病院への返信欄も設けております。薬局において当該患者様固有の工夫等、地域連携の一環として相互に情報交換を行うことが出来れば幸いです。是非ともご活用、ご協力いただきますようよろしくお願いします

【対象患者】
予定入院前に休薬が必要となった患者様のうち以下のいずれかの条件を満たす場合
・70歳以上
・一包化調剤されている方
・理解が不十分と判断した方
・その他の理由で連携が必要と判断した方

ただし、時間外など当院の人員体制により連絡書の作成が困難な場合もあるかもしれませんがご了承ください。

≫ 入院前施設間情報連絡書

当院における周術期等の休薬基準です。
「入院前施設間情報連絡書」が届きましたら、休薬確認及び薬剤指導にご活用ください。

・抗凝固薬、抗血小板薬 休薬期間の目安

・周術期に中止が必要な薬剤一覧(抗血栓薬以外)


◆薬剤管理サマリー

高齢化・ポリファーマシー・多様化する薬物療法など取り巻く環境が変化する中で、私たち薬剤師が地域連携の要として情報交換する必要性がさらに高まってきています。そこでかかりつけ薬局のみなさまへこれまでよりも多くの情報提供が可能となるよう、当院に入院し、退院が決定した患者様において薬剤管理サマリーの運用を開始しました。
退院前に薬剤管理サマリーを病院薬剤部が作成し患者様の同意を得て、かかりつけ薬局へFAXを送信します。
本サマリーの内容はおくすり手帳の当院薬剤部記載の情報と併せてご参照いただきますようお願いします。
またサマリー下欄には病院への返信欄も設けております。地域連携の一環として相互に情報交換を行うことが出来れば幸いです。是非ともご活用、ご協力いただきますようよろしくお願いします。

【対象患者】
入院前の処方薬の内容に変更、中止の見直しがあった患者様

≫ 薬剤管理サマリー

報告書関連

◆指導内容

吸入薬・自己注射薬などの手技指導をされた場合は、以下の報告書を用いてFAXにて薬剤部まで送付ください。
お送り頂いた指導内容は、電子カルテに反映させて主治医とも情報共有させていただきます。
(原則として、3~6か月毎にご報告いただきますようお願いします。)

各種指導報告書

≫ 吸入

≫ インスリン

≫ テリパラチド

≫ 生物学的製剤

◆インシデント・アクシデント

保険薬局でインシデント等が発生した場合は、速やかに インシデント報告書 に必要事項を記載し、処方せんと合わせて薬剤部までFAXしてください。

なお緊急を要する場合は、下記まで電話連絡をお願いします。

電話連絡:084-970-2121

≫ インシデント報告書