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Diary 研修医日誌

2016年05月08日(日)

座談会 テーマ:中国中央病院 研修医が語る当院初期研修の実態


平成27年度末に研修医4人で匿名下に行われた、当院初期研修についての率直な意見のやり取りです。去年度の内容でブログへのアップが遅くなりすみません。内容は古くないので当院初期研修をご検討の方に有用な情報だと思いますので是非ご一読ください。

参加者:
A(後期研修医4年目)
B(初期研修医2年目)
C(初期研修医2年目)
D(初期研修医1年目)

D:本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。インタビュアーは1年目のDが務めさせていただきます。忌憚なきご意見をお聞かせ下さいますようよろしくお願い致します。では早速始めましょう。一つ目の質問ですが、先生方はなぜ中国中央病院を初期研修病院に選んだのでしょうか。

A:自分は国家試験で失敗があって、もともとの第一志望のところには行きにくい時に、こころよく見学を受け入れてもらえた。病院の規模が小さめで上級医に相談がしやすい点がいいと思ったので選びました。

B:自分は外科志望なのですが、兄が中国中央病院で初期と後期研修をしていたので、よく話は聞いていました。手術症例・執刀症例が多く、させてもらえる手技も多いので選びました。

C:自分は岡山大学の医局の紹介で来ました。見学はしていないのですが、いいところに巡り合えたと思います。

D:では次に、中国中央病院の初期研修のおすすめポイントを教えて下さい。

A:病院の規模は大きくないけど、内科は科がそろっていて教育熱心な指導医が多いところ。人当たりのいい先生方が多いところもかな。

C:初期と後期の研修医の距離が近くて相談しやすい。研修医部屋も一緒ですしね。

B:右に同じで、上は部長クラスでも相談しやすい環境にあることかな。

D:私も同じです。加えて看護師さんやスタッフが優しくて研修医に対しても面倒見がいいところでしょうか。
では、次の質問です。当院の初期研修はどんな人におすすめですか?

A:体力に自信のない人にも、ガンガンやりたい人にもおすすめできる。個々の希望に合わせてもらえる。特にしっかり勉強したい人におすすめ。したくない人でもそれなりに。

C:自分の時間をある程度持ちたい人。自分が自律して研修できる。

B:救急症例が多いわけではないので、救急をバリバリやりたい人やER志望の人には向いていないかもしれないが、内科症例は豊富だし、一例一例丁寧に見たい、症例を勉強したい人に向いていると思う。学会発表もたくさんできる。

D:では次に、ブログを読んでくださっている学生さんに向けてここだけの話を教えて下さい。

A:マッチングの出願者が少ないので受験したら通る。来たいと思えば絶対来れる。数が少ないので上級医に絶対覚えてもらえる。

C:給料がよい。岡山や広島市内の一般の市中病院より2割くらい良いのでは?

B:隣に24時間営業のスーパーがあり、食事できるところもたくさんある。生活しやすい場所だと思います。

C:映画館もあるしね。

A:第2医局では、この2、3年結婚ブームが来ているのでそういう縁をもっている病院かも?病院内で結婚することが多いということは仲がいいということだと思う。

D:宿舎の賃料が安い。広いし設備も整っています。家のトラブルなどがあっても、対応は迅速にしてもらえるので安心です。では最後の質問です。初期研修を終えられての感想をお願いします。

A:初期研修を終えたらすぐ志望科の精神科に行こうと思っていましたが、延長して内科研修をしたいと思わせる病院でした。実際、内科研修を2年間延長しました。来年精神科に進みます。

C:指導医がよかった。熱心だし、中には厳しい方もいましたが、振り返ってみると優しさが故だと思う。研修医のことを親身に考えてくれる先生が多かった。

B:どの科でも自分でアセスメントして自分で考えたことを実行させてもらえる環境だった。また、個々の希望に合わせて柔軟に対応してもらえて、内視鏡、気管支鏡、胃透視などの手技をさせてもらえました。エコーなどは技師の方からも指導してもらえました。研修が受けやすい環境だと思います。

D:なるほど。皆さま充実した初期研修を修められたようですね。私も初期をあと1年頑張ります。今日は貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございました。

初期研修医 松本 千晶