
診療の概要
すべての血液疾患の診断、治療を行っております。近年の分子生物学の進歩と移植医療により悪性血液疾患の進歩には目覚ましいものがあります。悪性リンパ腫のリツキサン、慢性骨髄性白血病のグリベックに代表される分子標的療法の効果は著しいものがありました。その後も、次々と新たな抗がん剤が保険適用として認可され、診療の幅はますます広がっております。それらも応用して個々の患者さんの状態を考慮しつつエビデンス(科学的根拠)に基づく質の高い診療を心がけております。
移植療法に関しても従来の治療では治癒困難と思われていた65歳未満の予後不良群の悪性リンパ腫や再発悪性リンパ腫、多発性骨髄腫初発症例に対して自己末梢血幹細胞移植を施行し、予後の改善を目指しております。さらに、備後地区初の全身放射線照射(TBI : total body irradiation)を設置。同種造血幹細胞移植もフルラインで対応できるようになり、あらゆる患者さんに治療ができる環境が整いました。
血液内科病棟には、10床の無菌病棟を有しております。移植症例や強力な化学療法を要する急性白血病の治療に用いております。また、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群に対する免疫抑制療法なども積極的に行っております。患者さんのQOLを考えた外来化学療法は、今後も増加傾向にあると考えられます。外来化学療法室には専任スタッフが在籍し、きめ細かな対応を心がけております。
無菌病棟では、毎週木曜日17時30分より、チーム医療を目指して医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師などによる組織横断的な「血液疾患カンファレンス」を行っております。情報の共有化、診療の質の向上、最適な治療環境作りをめざしてスタッフ一同、鋭意精進していきたいと思っております。
診療実績《H23年度実績》
■新規入院患者数
| 急性リンパ性白血病 |
21名 |
急性骨髄性白血病 |
50名 |
| ホジキン病 |
2名 |
非ホジキンリンパ腫 |
190名 |
| 多発性骨髄腫(免疫系悪性新生物含む) |
89名 |
慢性(骨髄性・リンパ性)白血病、骨髄増殖性疾患 |
18名 |
| 骨髄異形成症候群 |
33名 |
再生不良性貧血 |
15名 |
| その他の貧血 |
13名 |
播種性血管内凝固症候群 |
12名 |
| 出血性疾患(特発性血小板減少性紫斑病等) |
7名 |
その他 |
15名 |
骨髄移植
(自家末梢血幹細胞移植) |
1名 |
末梢血幹細胞移植
(同種移植) |
1名 |
医師紹介
新谷 憲治(にいや けんじ):病院長 |
【出身大学】岡山大学
【専門】血液内科、臨床検査医学
【所属学会及び資格】
- 日本内科学会(認定医、地方会評議員)
- 日本血液学会(専門医、指導医、代議員)
- 日本臨床検査医学会(専門医、検査管理医、功労会員)
- 日本血栓止血学会(代議員)
- 日本検査血液学(功労会員)
- 国際血栓止血学会(ISTH会員)
- 岡山大学医学部臨床教授
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木口 亨(きぐち とおる):血液内科部長 |
【出身大学】鹿児島大学 医学部
【専門】血液内科
【所属学会及び資格】
- 日本内科学会(認定医・地方会評議員)
- 日本血液学会(専門医・指導医)
- 日本臨床腫瘍学会(専門医・指導医)
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瀬﨑 伸夫(せざき のぶお):臨床検査科(診療系)部長 |
【出身大学】高知医科大学 医学部
【専門】血液内科
【所属学会及び資格】
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| 増成 太郎(ますなり たろう):内科医長 |
【出身大学】鳥取大学 医学部
【専門】血液内科、造血幹細胞移植
【所属学会及び資格】
- 日本内科学会(認定医・指導医)
- 日本血液学会(専門医)
- 日本化学療法学会 (抗菌化学療法認定医、認定ICD)
- 日本臨床腫瘍学会
- 日本輸血・細胞治療学会
- 日本PNH学会
- 日本骨髄腫研究会
- 骨髄移植推進財団移植調整医
- ICLS,BLS,ACLS,ISLS,JPTEC,JATECプロバイダー
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| 木村 耕介(きむら こうすけ):内科医長 |
【出身大学】産業医科大学 医学部
【専門】内科一般、血液内科
【所属学会及び資格】
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| 鈴木 優子(すずき ゆうこ):内科医員 |
【出身大学】岡山大学
医学部
【専門】内科一般
【所属学会及び資格】
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