皮膚科

診療の概要

 皮膚科では、主に地域の医療機関からご紹介いただいた患者の皆様を中心に、入院加療を要する疾患も含め幅広く診療を行っています。

 特に、乾癬(尋常性・膿疱性・乾癬性関節炎)と中等症以上のアトピー性皮膚炎に対しては、多種の生物学的製剤、JAK阻害剤による治療も可能となりました。アトピー性皮膚炎では全身療法の適応が小児まで拡大しており、全身治療が必要な患者さんに対して積極的に治療の導入を行っております。

 また、指定難病である天疱瘡、類天疱瘡も他科と連携しながら多く診療しています。広汎性の円形脱毛症に対しては、入院にてステロイドパルス療法、通院にて局所免疫療法やJAK阻害剤による治療が可能です。

 検査は、組織診断である皮膚生検の他、薬疹におけるリンパ球幼若化試験(DLST)、皮膚腫瘍に対するダーモスコピー検査および必要に応じてCT・MRIなどによる画像診断も行っています。

 手術は、皮膚腫瘍切除術、植皮術など局所麻酔で可能なものを中心に行っています。高齢化に伴い、高齢者の顔面領域の皮膚癌も多く診療しています。

 自由診療は行っておりません。

診療実績【令和6年度】

■入院患者数 32名

         
皮膚悪性腫瘍 8名 全身性強皮症 1名
水疱性類天疱瘡 3名 薬剤性過敏症症候群 1名
帯状疱疹 3名 薬疹 1名
多形紅斑 2名 日本紅斑熱 1名
円形脱毛症 2名 蜂窩織炎 1名
壊死性血管炎 2名 下腿膿瘍 1名
皮膚良性腫瘍 2名 下腿血腫 1名
紅皮症 1名 薬剤アレルギー 1名
皮膚筋炎 1名

■手術件数

皮膚生検 32件 皮膚切開術 8件
創傷処理 4件 手術件数 36件

医師紹介

杉本 佐江子(すぎもと さえこ):皮膚科医長

  • 【出身大学】
    岡山大学 医学部
    【専門】
    皮膚科全般
    【所属学会及び資格】
    日本皮膚科学会(専門医)
    【医師からのひとこと】
    宜しくお願いします。

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